アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。小田原漁港エリア『さじるし食堂』を訪れ、名物の半生アジフライをいただきました。
これはかつてない味わい!
美味しいアジフライを求めて、愛車のホンダ「XR250」で走ってきた筆者(増井貴光)は、国道134号から大磯で「西湘バイパス」に入ります。海を眺めながら気持ちよく走れる、筆者のお気に入りの道です。
いつもなら一気に小田原方面まで走り切ってしまうのですが、「西湘パーキングエリア」がリニューアルしてから訪れていなかったので立ち寄ってみました。「西湘PA」は、2019年に台風19号の高波にのまれて施設が崩壊しました。災害対策が施され、津波にも強い施設として2023年4月にリニューアルオープン。以前はレストハウスがあって食事もできたのですが、リニューアル後はトイレと休憩スペースのみです。休日にはキッチンカーが出店するそうですが、それ以外は何も無く、少々寂しい感じです。
一息ついたので、目的地の小田原漁港に向かって出発します。10分ほど走って「早川IC」を降りると、すぐに小田原漁港に到着です。
共同駐車場にバイクを停めて、目的の店まで歩きます。途中、何件も「アジフライ」と書いてある店があって目移りしますが、今回はスペシャルなアジフライが狙いなのです。
2分ほどで目的の「さじるし食堂」に到着しました。平日の昼時でピークを少し過ぎていたせいか、それほど待つこともなく入店します。「さじるし食堂」は、天正15年(1587年)に創業した、水産仲卸の会社「鮑屋」直営の食堂だそうです。
テーブル席に通され、メニューを見て料理を選び、入り口近くにある食券販売機で食券を購入します。オーダーしたのは、名物の「半生アジフライ御膳」です。この日同行したJさんは「お刺身アジフライ御膳」をチョイス。
「半生アジフライ御膳」は1日限定20食ということで売り切れが心配でしたが、無事にオーダーできました。店の方に食券を渡すとアジの骨せんべいが出てきました。これがなかなか美味しい。メニューを見たりしているうちに料理が出来上がりました。
筆者はこれまで、いろいろな店でアジフライを食べてきましたが、こちらの「半生アジフライ」は今までに食べたことのないタイプです。刺身で食べる新鮮なアジを絶妙な具合で半生に揚げたアジフライです。
一口大に切られたアジフライが1尾分でしょうか。断面が刺身のように赤く綺麗です。付け合わせは、ドレッシングのかかったキャベツの千切り。小田原味噌だれとポン酢、薬味で食べるそうです。小鉢で漬け刺身、ご飯にみそ汁、漬物が付いて「半生アジフライ御膳」です。
早速、半生アジフライをいただきます。サクサクの衣ですが、薄くて不思議な食感です。身を噛むとふわっとしたフライの食感よりは、腰のある刺身に近いでしょうか。下味がうっすら効いていて、見た目も綺麗な上に美味しいアジフライです。そのままでも美味しくいただけるのですが、小田原味噌ともポン酢ともよく合います。筆者としては、小田原味噌との相性が良く感じました。漬けも美味しくてご飯が足りなくなりそうです。
一方、「お刺身アジフライ御膳」はアジフライの半身が2枚、大きさは普通サイズです。付け合わせはキャベツの千切り。刺身はカツオ、イサキ、サワラの3種で日によって変わるようです。アジフライはサクサクの衣で身はふっくら。スタンダードに美味しいアジフライです。水産卸会社直営なので、アジフライだけでなく魚はどれも新鮮で美味しくいただきました。
味覚だけでなく視覚からも美味しかった半生アジフライに大満足でお店を後にします。
ちなみに、今回は「ラフ&ロード」の「アーバンメッシュパーカーFP」を着て走りました。胸、肩、肘、脊椎にエアスルーパッドが入っていて、パッドがある部分も涼しく感じます。暑い季節はついつい軽装で走りたくなりますが、このジャケットなら快適で安心感もあります。歩いているだけでも風を感じるので、酷暑の季節は手離せなくなりそうです。
■さじるし食堂
所在地:神奈川県小田原市早川1-4-10
営業時間:11時から16時(年中無休)
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110
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