新型コロナウイルスの感染拡大を受け、突然の一斉休校が始まってから１週間。多くの子どもが自宅や学童保育などで過ごす中、戸惑う家庭や教育現場を支援する動きが広がりを見せている。
◆各務原の音楽教室、動画配信
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「ミパラ」と音楽の楽しさを伝える動画を作る小島さん＝各務原市で |
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各務原市那加太平町の「シャルテ音楽教室」は、自宅に引きこもりがちな子どもたちに音楽の楽しさを伝える動画「ミパラの音楽室」の配信を始めた。
「ミパラ」は各務原の「各」の字をモチーフに、教室の小島勇司代表（４０）がデザインしたキャラクター。動画は生徒役のミパラに小島代表が音楽を教える内容だ。
「家にいる子どもたちは、学校の課題が終わったら動画を見ることが多い。せっかくなら楽譜の読み方など、音楽の基礎を知ってほしい」と小島代表。これまでに音階や、長調と短調の違いなどをテーマに選んでいる。
教室ではピアノやリトミック、サックスやギターなどを教える。普段は子どもから大人まで八十人ほどが通うが、新型コロナウイルスの流行で二月末から三月中旬まで授業を延期。急きょ生まれた空き時間を活用し、スマートフォンで撮影や編集作業を行い、二日に一本程度を投稿している。
教室のホームページでは、視聴者からの意見や質問も受け付けている。小島代表は「キャラクターを使い、子どもが楽しめる要素を盛り込みながら、音楽を学べるように心掛けている。新型コロナが落ち着いてからも、時間が許せば、動画の投稿は続けたい」と意欲を見せる。
動画はＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「シャルテ音楽教室」で配信。ホームページは「シャルテ音楽教室」で検索できる。
◆ネットで授業や教材公開 支援広がる
岐阜聖徳学園大（岐阜市）の学生有志は、幼稚園−小学校低学年向けの無料オンライン授業「おうちｄｅ“まなび舎（や）”」で講師を務める。全国に先駆けて一斉休校となった北海道の関係者が授業を立ち上げことを知り、教育学部の加藤拓由（ひろゆき）准教授（小学校英語）が学生に参加を呼び掛けた。
教材開発の文渓堂（羽島市）は、同社の教材を採択した学校の教員にだけ提供していた小学生向けの学習プリントを、採択の有無に関わらず同社のサイトで教員に幅広く公開。「急な休校で自宅学習用のプリントの準備が間に合わない」という現場の声を受け、三月二十九日までの公開に踏み切った。岐阜市など県内十市町で放送するケーブルテレビＣＣＮは一日から特別編成の放送を続けている。自宅で過ごす子ども向けに、日中は地元の小中高生が出演した音楽会などの行事やアニメを放送しているほか文字音声放送で中止になった行事の情報を伝えている。
教材開発の文渓堂（羽島市）は、同社の教材を採択した学校の教員にだけ提供していた小学生向けの学習プリントを、採択の有無に関わらず同社のサイトで教員に幅広く公開。「急な休校で自宅学習用のプリントの準備が間に合わない」という現場の声を受け、三月二十九日までの公開に踏み切った。岐阜市など県内十市町で放送するケーブルテレビＣＣＮは一日から特別編成の放送を続けている。自宅で過ごす子ども向けに、日中は地元の小中高生が出演した音楽会などの行事やアニメを放送しているほか文字音声放送で中止になった行事の情報を伝えている。
（大山弘、立石智保）
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March 09, 2020 at 03:12AM
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家でも音楽や勉強、楽しんで 新型コロナ、感染拡大受け - 中日新聞
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