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美味しいアジフライを求めて走る旅 いわき市「福島屋」は新鮮な魚を気軽に楽しめる和食店だった - バイクのニュース

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライをいただけるお店を紹介します。仙台市へ向かう途中、いわき市小名浜にある「福島屋」でお造りがセットの定食をいただきました。

「勿来関(なこそのせき)」を関東から入って小名浜そして仙台へ

 梅雨明け前の6月某日、筆者(増井貴光)は愛車のハーレーで仙台に向かう途中、美味しいアジフライを求めて福島県いわき市に降り立ちました。

陸前浜街道で関東から東北への入り口になる「勿来関(なこそのせき)」。実際には関所は無く、江戸時代に桜の植樹をするなどして観光地としての関跡として作ったとか
陸前浜街道で関東から東北への入り口になる「勿来関(なこそのせき)」。実際には関所は無く、江戸時代に桜の植樹をするなどして観光地としての関跡として作ったとか

 東京方面から常磐道を走って「北茨城IC」から海岸線を走り、茨城県から福島県に入りました。いわき市の一番南側にある街が小名浜です。南側は工業地帯になっていますが、港には水族館「アクアマリンふくしま」や観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」などがあり、いわき市の観光の中心地になっています。

「アクアマリンふくしま」の対岸にバイクを停め、ここで聞き込みを始めました。バイクに興味がありそうな(?)釣り人がいたので、この辺りで海鮮の美味しいお店はないかと訊いてみます。

 まず勧められたのは、すぐ近くの「いわき・ら・ら・ミュウ」の海鮮グルメ通り。美味しいアジフライが……と呟くと、その釣り人は「それならあのお店だ!」と自信満々であるお店を教えてくれました。お礼を言って早速、そのお店に向かいます。

小名浜港近くの日本料理店「福島屋」。駐車場も広くツーリングでも気軽に立ち寄れる
小名浜港近くの日本料理店「福島屋」。駐車場も広くツーリングでも気軽に立ち寄れる

 5分もかからずに目的のお店「福島屋」に到着。店の外観は定食屋ではなく綺麗な日本料理店といった雰囲気です。お店の裏の駐車場にバイクを停めて中に入ります。

 席につき、メニューを見ると「本日のおすすめ」は全てお造り三種盛りに一品が付く定食です。「鯛カブト煮つけ」に「大サバの一夜干し」など魅力的なメニューが並んでいます。その中に「お造り三種盛りアジフライ定食」がありました! こういう時は、悩む前にオーダーします。

 12時前にお店に入ったのですが、それから数分でカウンター以外は満席になっていました。平日だったので、これは観光客だけではなく普段から人気のあるお店のようです。

 それほど待たずに「お造り三種盛りアジフライ定食」が出来上がってきました。三種盛りは、気仙沼のカツオに愛媛のカンパチ、それに山口産のアジです。

「福島屋」の「お造り三種盛りアジフライ定食」(1600円)。アジフライも新鮮なお刺身も美味
「福島屋」の「お造り三種盛りアジフライ定食」(1600円)。アジフライも新鮮なお刺身も美味

 アジフライは、大きめな半身で揚げ色が黄金色に輝いています。付け合わせはキャベツの千切りとポテトサラダ。あらかじめお皿に盛られているソースは普通ではないぞ? と女将さんに尋ねてみると、ウスターソースと胡麻で作っているそうです。それにご飯とみそ汁、漬物が付きます。

 まずはアジフライを何もつけずに一口いただきます。サクッとした衣の食感の後にフワッ……と言うか、レアな歯応えがやってきました。この揚げ具合は、かなり絶妙です。下味はあまり感じませんが、新鮮で臭みが無く、そのままでも美味しいアジフライです。続けて胡麻ソースでいただきます。胡麻のコクとアジフライがベストマッチです。

 箸をお造りに移し、筆者が刺身の中で一番好きなカンパチからいただきます。これまた新鮮で過去に食べた中でも上位に入るカンパチです。カツオもアジも新鮮でもっと食べたくなる美味しさでした。

 一巡してからアジフライに戻り、またお造りにと黒潮の恵みを堪能。食後にはコーヒーをいただけて、美味しく食べて嬉しい気持ちになれる「福島屋」でした。

小名浜港から全長927mの巨大な橋「小名浜マリンブリッジ」を望む。走れないのが残念
小名浜港から全長927mの巨大な橋「小名浜マリンブリッジ」を望む。走れないのが残念

 食後に小名浜をもう少し見ようと港に戻ると、北側の丘の上に不思議な建造物が見えます。「デザイン灯台か? 何だ?」と向かってみると「いわきマリンタワー」という標高46mの三崎公園の中に建つ、高さ59.99mの展望塔でした。

 エレベーターで屋上のスカイデッキに登ると、太平洋やいわきの街並みが360度望めます。なかなか気持ちの良い展望台です。ここでまた見つけてしまったのが、巨大な橋です。タワー2階の展示コーナーに橋の説明を発見、それによると2018年に完成した「小名浜マリンブリッジ」とのこと。国際物流ターミナルと埠頭に渡る全長927m(海上は510m)という巨大な橋でした。

 巨大建造物好きとしては是非走ってみたいところですが、一般車両の通行はできません。橋を走れないのは残念でしたが、美味しい魚と初めての景色に大満足の小名浜を後にして、筆者はさらに北へ向かいました。

■福島屋
所在地:福島県いわき市小名浜横町34
営業時間:11時から13時30分、17時から20時30分(木曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合がります

【画像】「福島屋」のアジフライ定食を見る(17枚)

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旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110

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