５０歳以上の音楽好きなら誰でも歓迎――こんな趣旨でクラシックやポピュラー音楽の合奏を楽しむ「市川シニアアンサンブル」が設立から１０年を迎えた。メンバーは第二の人生を謳歌（おうか）するシニア世代。だから「うまくなりたいけれど、まずは楽しく」がモットー。楽器もバイオリンやフルートからマンドリンやバンドネオンまで多彩だ。
市内の公民館での練習をのぞいた。「体力的にきつい部分ですが、無理せずにやってみましょう」。指揮と編曲を務める野村亮太さん（３８）が励ます。野村さんだけはプロのサックス奏者だ。団員たちはタンゴの激しいリズムを何とか弾ききった。「いいですよ、余裕があるかのように伝わってきます」という野村さんの言葉に笑いが起きた。
同アンサンブルは２００９年、市川市などの音楽好きが集まってできた。「定年で数十年ぶりに始めたという方から、還暦を過ぎて初めて楽器を手にした人まで様々」と３代目代表の鎌田光博さん（７０）。「技術では若い人たちにかないませんが、音楽を楽しもうという気持ちは負けません」とオーボエの高崎康史さん（６６）は笑う。
団員募集がユニーク。演奏会前…
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December 31, 2019 at 01:00AM
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千葉）音楽好きなら歓迎 市川シニアアンサンブル10年 - 朝日新聞社
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