2022年12月12日(月)、下北沢ピュアロードの路地を入った場所に九州の味覚と酒で憩う『酒場たいよう』がオープンします。小田急線下北沢駅の南西口から5分ほどの場所です。

『酒場たいよう』は、長崎県壱岐島生まれで福岡育ち、福岡や東京で一貫して飲食業に携わった吉村俊貴オーナーの初出店のお店。木材を使った気のぬくもりが感じられる店内は、カウンター12席とテーブル16席がゆったりと配置され、スタイリッシュな雰囲気でありながら居心地よいお店です。


『酒場たいよう』は、オーナーの出身地である九州の食材や料理にひと工夫の酒場アレンジを加えた料理を 、九州の日本酒と焼酎とともにカジュアルに楽しめるお店。看板メニューの「壱岐牛の炙り肉寿司」をはじめ、お酒によくあう「蒸しつくね」や「塩もつ煮込み」や、博多の青ネギをたっぷりと使った「真鯛のネギパッチョ」などを味わうことができます。
そんな『酒場たいよう』のお料理を、一足先に味わいましたのでレポートします。

ドリンクは「壱岐スーパーゴールド」のソーダ割り。むぎ焼酎発祥の地と言われる「むぎ焼酎壱岐」をホワイト・オーク樽に貯蔵し、熟成させた本格焼酎です。むぎ焼酎自体はあまり飲まないのですが、ソーダ割りにしているからかとても飲みやすく、華やかな香りと共にほのかな甘みが感じられ、いわゆる本格焼酎のイメージとはかけ離れたおいしさ。
そう、樽で寝かした本格焼酎はウィスキーに近い味わいで、ソーダで割るとハイボールのような印象になります。焼酎の素材本来の味が感じられるので、ベースの焼酎によって印象が結構変わるのが大きな特徴なんです。樽熟成の焼酎、今後ブームになると思っています。
美味しお酒で喉を潤した後は、『酒場たいよう』自慢の料理を味わいます。


まず最初に味わったのは「塩もつ煮込み」、味噌など濃いめの味で煮込んだもつ煮込みとは一線を画し、見た目同様透き通った味わい。そして、驚いたのはモツの柔らかさ、もつ煮込みでこんなふわっとした柔らかな食感を味わったことはありません。野菜本来の味・甘みが感じられ、まず最初に味わいたい一品です。

看板メニューの名にふさわしい「壱岐牛の炙り肉寿司」は、お客さんの目の前でバナーで炙り仕上げてくれます。こうばしい香りが拡がりますが、口に入れた瞬間にとろけるような味わいで、まさに絶品! 壱岐牛を初めて味わいましたが、島を一度も出ずに壱岐で生まれ育った黒毛和牛で、潮風を受けてミネラル豊富な牧草を食べて育つので、肉質がとても柔らかくとろける味わい。まさに、そのとろける感覚で間違いありません。これは、確実に頼むべき一品です! ちなみに、お肉は壱岐から直送されているので、品質も間違いありません。


「真鯛のネギパッチョ」は、博多の万能ネギと青ネギに玉ねぎをたっぷりのせ、ナッツとオレンジピールで仕上げた和とイタリアンが融合した味わい。特製の大分産柚子胡椒とワサビのソースが、真鯛の美味しさを引き立てる一品です。これは日本酒と一緒に味わいたいなー。


福岡の鶏肉を使い、季節の食材を加え3種類のつくねに。この日は「鮭とほうれん草」「地のり春菊」「南瓜とイカ」の3種。焼きではなく蒸してあるのでとても柔らかな食感に、それぞれの食材の味がしっかりと感じられるひと皿。おろし生姜や柚子胡椒、そして香味野菜が添えられているのでお好みの味わい方で楽しめます。柔らかいつくねとコリッとしたイカの食感のコントラストが素晴らしい。


「にゅー麺~五島うどん~」は、ひとくちだしをいただいた時点で美味しさが沁みる~、そして五島うどんがこれまた特徴的でちょっと細めで独特のコシがあり、噛めばかむほど小麦本来の甘みが拡がります。この独特なコシは、島特産の椿油を生地に練り込んでいるからだとか。讃岐うどん・稲庭うどんと並び、「日本三大うどん」の1つとされています。これまた初めて味わいましたが、だしに驚き、麺に驚く。〆に味わって頂きたい一品です


羽釜で炊き上げられたかしわご飯は、上品な味わいで素材の味がしっかりと感じられる一品。かしわとは鶏のことで、ごぼうやにんじんを加え九州の甘めの醤油で炊き上げられています。福岡育ちのオーナーが子どもの頃よく食べていた実家の味だとか。かしわご飯はおだやかな味わいですが、セットのお味噌汁はだしのインパクトがすごい!
実際に6品味わってみて最大の特徴と感じたのは、素材の味がしっかりと感じられること。食材を生かすべく味に対するアクセントがそれぞれ異なっており、食べるたびに新鮮な感覚で楽しむことができます。お料理を味わうことに集中していて気になっていた日本酒を頼み忘れてしまいましたが、「壱岐スーパーゴールド」はもちろんですが、日本酒や麦をはじめとして芋・米(球磨)などの焼酎にも合うでしょう。球磨焼酎案内人としてお酒のメニューに、球磨焼酎の川辺(繊月酒造)が入っていることを私は見逃しませんでした、改めてお店に来たときにぜひ『酒場たいよう』のお料理と合わせて飲みたい!






オーナーの吉村さんは30歳までに自分のお店を持つという目標を掲げ、29歳にして『酒場たいよう』の開店に至りました。私が参加したプレス向けのお披露目の日も自らフロアを動き回り、提供するこだわりのフードについて楽しそうに語る姿に接し、こちらまでワクワクする気持ちになりました。実際に味わった料理が美味しいこともありますが、吉村さんをはじめとしたスタッフの皆さんによる心からのおもてなしが、このお店にとって大きな魅力であると感じることができました。
新たなる下北沢の人気店になる事を確信、『酒場たいよう』は12月12日(月)17時オープン。毎日でも通いたくなる居心地抜群の酒場が下北沢の路地裏に誕生します、ぜひ実際に味わってください。私も、改めて今回味わった料理に加え、気になるフードやお酒を味わいに伺います。


『酒場たいよう』
2022年12月12日オープン
代沢5-32-3 アクア下北1階
03-6804-0773
17:00-25:00(L.O. 24:30)※12月は16:00-23:00
カウンター12席、テーブル16席
公式Instagram
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