長崎県対馬の定置網漁にあふれる美味しい海の幸 | トピックス - TBSラジオ

2022.11.30 Wed曜日19:53

全国の皆さんとお話しするニッポン列島生電話「ローカルレコメンド」。
11月27日の放送は、ジャングルポケットの斉藤慎二さんが、子ども番組の地方ロケでお休みでした。
そこで！食の雑誌「dancyu」の編集長・植野広生さんをパートナーに迎え「地方から“美味しい”を届ける！ローカル生産者」を特集。植野さんが現地を訪問し、真摯に食と向き合う姿に感動した生産者さんにご出演いただきました。

長崎県の対馬で定置網漁をしながら、獲れたての鮮魚を全国配送する豊田水産の山平賢典さんにお話をうかがいました。

テレビ番組のロケで訪問した植野さんは、乗船し定置網漁を体験。魚種の多さに驚いたそうです。
定置網漁とは、港から10分ほどの所に設置した定置網を毎朝巻き上げ、網に追い込んだ魚を水揚げする漁のこと。
シーズンが始まる3月になると定置網を仕掛け、月に一度交換します。豊田水産で水揚げされた魚の大半は福岡の魚市場へ出荷しますが、個人のお客様や飲食店、加工業者に直接販売もしています。

今の時期に定置網漁業で獲れるのは、クエ、ヤリイカ、アジ、カマス、カツオなど。定置網漁は回遊してくる魚を待つ漁のため、毎日違う魚が入ります。そこが定置網漁の面白いところで、サメやクジラ、カメが入っていることもあるそうです。
スタジオには高級魚のクエが登場。試食いたしました。

ユイカさん「身が厚いよー！･･･おいしい～！クエって、甘味と華やかな香りがします」
植野さん　「うまい！これすごくいいですね」

ディーラーで整備士として働いていた山平さん。奥さんのご実家が定置網漁を行う漁師さんだったことから、家族で対馬に移住し、義父のもとで定置網漁師として修行しています。
小さい頃から釣りが好きだったこともあり、休日も魚釣りに出かける山平さん。最近はクエが釣れるとうれしいそうです。

豊田水産では一般の方向けに定置網漁の体験も行っています。実際に定置網漁を見学・体験し、とれたての魚を船上で捌いて食べていただくもの。子どもさんにも大人気です。魚種も多いことから「水族館みたいなんです」と植野さん。
そして、この日のメッセージテーマは「最高の朝ごはん」。
山平さんにとっての最高の朝ごはんは「魚のだしでとったお茶漬け。前日の刺身の残りをのせていただきます」と、おいしい魚を知っている山平さんらしいコメントをいただきました。