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〈ギターを弾こう〉“大人の音楽教室”にいってみた(前編) - 朝日新聞

エレキギターを弾けるようになりたくてギターを用意したものの、独学では練習が続かない……。

そんな方に朗報です。今、大人の音楽教室が人気なんです。昨年末には、音楽教室を舞台にしたテレビドラマも放送されていましたね。

しかし、実際の音楽教室ってどんな雰囲気なのでしょう? 今回はヤマハミュージックレッスン エレキギターコースの体験レッスンを受けるため、東京・秋葉原に教室を構える「BRICKS Music Salon」へ取材に伺いました。

BRICKS Music Salon

エントランスも教室も、清潔感があっておしゃれです。音楽教室というよりカフェのよう【もっと写真を見る】

体験レッスンは基本事項から丁寧に

この日の体験メンバーは2人。学生時代に親のアコースティックギターを試したものの、音程を合わせるチューニングで挫折したという、&編集部の田中遼平さんと、4年前にエレキギターを半年だけ習っていたことがある私、ライター・村上麗奈です。

担当してくださった講師は平島慎吾先生です。

――今日はよろしくお願いします。

「よろしくお願いします。優しく教えていきますので、心配せずに」

【動画】「ギタリストっぽい!」パワーコードをマスター

体験レッスンはギターを弾くのに不可欠な基本事項の確認からはじまります。

配布された無料体験のレッスンシートには、ネックやフレットなどギター各部の名称や、ピックの持ち方などが記載されています。レッスンで必要になる箇所だけを確認すると、早速楽譜に移ります。

なお、ピックの持ち方は「三角形の頂点のうち、一点を左手で持ち、右手の親指を横から垂直になるように持つ。後ろの人さし指は添えるだけ。そして、左手を離して完成」とのこと。これなら持ち方を忘れたときもすぐに思い出すことができますね。

そして、いよいよギターを持ちます。

ピックの持ち方は、こんな感じで

ピックの持ち方は、こんな感じで【もっと写真を見る】

パワーコードの練習

ギター用のTAB譜の読み方を教わって、音を出してみます。TAB譜から押さえる場所(フレット)を読み取って実際にいくつか音を出した後、簡単なパワーコードの練習へ。ドラムの伴奏を流して弾いてみることで、ただ音を出すだけではなく、リズムも意識することができます。

「ピックで弾く時、弦と並行だったら抵抗がありますよね。ちょっとこう、ななめにして持つと抵抗が少なくなって弾きやすくなります。そして、複数の弦を押さえるとき、指が寝ていると変な音が出たり音が出なくなったりするので、上から押さえるといいです」

「高い方の音は、薬指でも小指でも押さえやすい指で」

「高い方の音は、薬指でも小指でも押さえやすい指で」平島慎吾先生(右)【もっと写真を見る】

先生がしっかりと見ていてくれるため、生徒の進度が異なってもそれぞれ異なったアドバイスをしてくれます。その後も、「バッチリです、格好いいですね」「ありがとうございます!」と、和気あいあいとした雰囲気で体験レッスンは進みました。

そして、この日練習したA7、C7、D7の三つのコードを使って弾いていきます。押さえることができるようになったらコードを変える動きを練習する。そのあとに実際に伴奏に合わせて弾いてみる。段階を踏んだレッスンがとても丁寧で、全くの初心者でも楽しく音を出すことができそうです。

5弦の3フレットを人さし指、4弦の5フレットを薬指で押さえるパワーコード

5弦の3フレットを人さし指、4弦の5フレットを薬指で押さえるパワーコード【もっと写真を見る】

楽曲演奏に挑戦

通常の無料体験レッスンはここまでということなのですが、今回は特別に、レッスンで使用するレパートリー集からロックの名曲『タイムマシンにおねがい』(サディスティック・ミカ・バンド)のイントロを練習させていただけることに。同じ曲でも簡単なアレンジの譜面と、よりオリジナルに近いアレンジの譜面の二つがあります。今回は簡単なアレンジの譜面を使用しました。

有料講座で使用する、ドリル(右)とレパートリー曲集(左)

通常のレッスンで使用する、テキスト(右)とレパートリー集(左)【もっと写真を見る】

まずTAB譜を読んでフレットの押さえ方を確認。コードチェンジの指の動きを練習した後、伴奏音源に合わせて練習していきます。リズムパターンや伴奏を鳴らす機材は通称「伴奏くん」。音高を変えずにテンポを自由に変えられます。

ミュージックデータプレーヤー・MDP-30(伴奏くんⅡ)。例えばエレキギターのパートのみ音を抜いて、他の伴奏だけを鳴らすこともできる

ミュージックデータプレーヤー・MDP-30(伴奏くんⅡ)。例えばエレキギターのパートのみ音を抜いて、他の伴奏だけを鳴らすこともできる【もっと写真を見る】

「フレットの丸ポチ(ポジションマーク)を見て、押さえる場所を覚えて」「ギタリストになったつもりでガーンと。武道館だと思って!」など、それぞれに合ったアドバイスをいただいた末に、苦戦を強いられることなく弾くことができました。

【動画】「タイムマシンにお願い」イントロに挑戦

講座に参加した田中さんは、「先生が私のペースにあわせて優しく教えてくださったおかげで、初心者の私でも演奏することができました。『ギターが弾けたら、かっこいいなあ』とずっとあこがれていたので、今回その夢がかなってうれしかったです」とレッスンを十二分に楽しんだようでした。

音楽教室というと、少しお堅いイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、今回の体験レッスンは生徒のレベルに応じた流れだったので、気負わず楽しく弾くことができました。先生と対面して学ぶことで、質問もその都度挟むことができますし、自分に合ったフレットの押さえ方、弾き方が分かります。

後編では、体験レッスンを担当してくださった平島先生に練習方法や教室について、話を伺いました。

(文・村上麗奈 / 写真 動画・&編集部)

>>〈後編〉Fの壁、コードチェンジを乗り越えろ! プロのアドバイスは

BRICKS Music Salon
東京都千代田区神田須田町2-25 GYB秋葉原B1F
TEL: 03-6206-9203(平日13:00~21:00、土日10:00~18:00)
https://bricksmusicsalon.com/

ヤマハミュージックレッスン
https://school.jp.yamaha.com/music_lesson/

平島慎吾さんプロフィール

〈ギターを弾こう〉“大人の音楽教室”にいってみた(前編)

 

米バークリー音大卒。2003年、弱冠16歳で自身の作詞/作曲によるオリジナルソングで全国CDデビュー。2013年、在米中にEPアルバム『Into the Blue』を日米同時リリース。現在もシンガーソングライターとしての活動に加え、自身が脚本/演出/音楽などを務める音楽舞台『DRAMATIC CONCERT』の主宰、ステージングディレクター、ミュージカル/CM音楽制作、井上鑑主宰『鑑組』バンドリーダー、『ヤマハミュージックレッスン(首都圏関東)』ギター/ウクレレ科講師など、多岐に渡り活躍中。

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