もともとはトランペットに興味があった。小学4年時に出雲芸術アカデミー音楽院のオーケストラコースを受講。楽器の技術を磨いていたところ、地元女声合唱団「フィオーリ」団員で、ピアノ教師の村上滝予(たつよ)さん(58)=出雲市斐川町上直江=と出会ったのが歌の道に進むきっかけとなった。
村上さんが幼児施設でピアノを弾いていた時、阪本さんが音に合わせて歌い出したという。「ボーイソプラノに魅せられた」と、いずも音楽コンクール歌唱の部への出場を打診。阪本さんも期待に応えて初出場で優秀賞を獲得し、5年時にはアカデミー音楽院合唱コースでも学び始めた。
市立斐川西中学校では吹奏楽部ではなく、「歌の方が表現したいことがより伝えやすい」と全国大会常連の合唱部に入部。個人で2年時に日本クラシック音楽コンクール全国大会で4位入賞を果たした。
高校は、前身の堀川高校音楽科時から「堀音(ほりおん)」の愛称で親しまれ、バイオリニスト葉加瀬太郎さんら多くの音楽家を輩出した京都堀川音楽高校に進学。国内唯一の音楽科単独公立高校でプロを目指す仲間と競い合い、自分を高めた。
努力が形になって表れたのが、昨年12月の日本クラシック音楽コンクール全国大会だった。予選、本選の合格者だけが出場でき、声楽部門高校男子の部にエントリーできたのはわずか11人の狭き門。本番では「私を燃やすあの炎」(ベネデット・マルチェッロ作曲)などイタリアの2歌曲を披露し、90点満点で88点を獲得して3位に入った。
現在、出雲芸術アカデミー音楽院でも学ぶ。音楽院とは別にピアノとソルフェージュ(聴音、視唱、楽典など)を指導する村上さんは「歌に加えて、ピアノの表現力も素晴らしく、たぐいまれなセンスを持っている。幅広く活躍してほしい」と期待する。
当面の目標は、全日本学生音楽コンクール全国大会出場だ。本年度は大阪大会本選で奨励賞を受賞したが全国出場はならなかった。「どれだけ努力し、どれだけやりきれたかが大切だと考えている。発声、表現術をもっと磨きたい」とさらなる高みを目指している。
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February 25, 2020 at 09:06AM
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