アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。三浦市『海の幸 畑の恵 ぼーめん』を訪れました。
地魚メニューが魅力、名称の由来も気になる
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が愛車のホンダ「CT110」で走ってきたのは神奈川県三浦市です。三浦海岸から県道215号を三崎方面に向かって走って行きます。国道よりも交通量が少なく適度なワインディングもあり、海を左手に見ながら快適に走れる気持ちの良いツーリングルートです。この道沿いで唯一のコンビニである「ヤマザキYショップ」を通り過ぎて剱崎の入口となる交差点の手前にいきなり見えてきた店の看板、ここが今回の目的地「海の幸 畑の恵 ぼーめん」です。
白い看板に「ぼーめん」と、釣り船の「棒面丸」と書かれていて、前々から変わった名前だなぁと気になっていました。県道から一段下に続く道に入って到着です。駐車場はマスツーリングで訪れても困らない広さです。
バイクを停めて早速、店に入ります。テーブル席についてメニューを見ると、「地魚フライ定食」がありました。店主の鈴木さんに訊いてみると、この日のフライはアジと太刀魚とのこと。オススメは別のメニューにある「ぼーめん定食」で、漬け丼とアジと太刀魚のフライのセットだそうです。
どちらにするか悩んでいると「地魚フライ バーガーセット」を発見。バーガー好きの筆者としては捨てがたいところですが、ここはやはりオススメの「ぼーめん定食」をお願いします。
気になっていた「ぼーめん」、「棒面」という名称について訊いてみると、この辺りの屋号とのこと。昔は「坊免」という漢字だったそうですが、釣り船や漁師に「坊主」(=釣果無しの意味)の「坊」の字は禁句ということで「棒」に変え、現在の「棒面」になって店名や船名に使っているそうです。
数分で「ぼーめん定食」がやってきました。この日の漬け丼に盛られた魚はマダイ、カマス、ヒラメ、クロダイ、それになめろうです。そして皿にはアジフライと太刀魚フライ、付け合わせにキャベツとミニトマト、キュウリ、そしてタルタルソースが添えてあります。小鉢がふたつに漬物とみそ汁という布陣です。
まずはアジフライからいただきます。大きくもなく小さくもない標準サイズで、揚げたてサクサク、身はふわっとしています。下味はあまり感じませんが、脂の乗った美味しいアジで、もう一尾あってもいいなぁと思ってしまいます。太刀魚もあっさりとした味でタルタルともソースとも良く合います。
そして漬け丼です。オススメと言うだけあって美味しい! ちょっと甘めに漬けてあってご飯がムチャクチャ進みます。これならメニューにあった漬けもご飯も大盛りの「大盛り漬け丼」を食べたくなります。あっという間に完食してしまいました。
お腹いっぱいで店を出ると、ちょうど釣り船が帰ってきたようで大きなクーラーバックを店前に降ろす人が数名います。クーラーから出てきたのは先ほどの漬け丼にも入っていたマダイ。シーズンということもあるのでしょうが、かなり大きいです。自分で釣れたら楽しいだろうなぁなどと思いながら店を後にします。
すぐ先の剱崎入口交差点から海の方に降りていくと、畑の向こうに剱崎灯台が見えてきました。灯台の下まで行きましたがバイクを停める場所がないので、スルーして更に先へ進むと綺麗なビーチに出ました。ここで一休みして、また「ぼーめん」の漬け丼食べに来ようと思いつつ、帰路に着く筆者でした。
■海の幸 畑の恵 ぼーめん
所在地:神奈川県三浦市南下浦町松輪1182
営業時間:11時30分から17時(月・木曜定休)
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110
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