マネー研究所。
お金をキッカケに広島の暮らしやビジネスに関わるニュースを徹底取材でお伝えしていきます。今回の取材は木村仁美アナウンサーです。
はい。
よろしくお願いします。
みなさん、今回のテーマはこちらです。「あふれる愛とこだわり」
ビジネスの「愛とこだわり」を徹底取材しました。
(VTR)
今月、21日、江田島市大柿町にオープンしたパン屋さん。
作る端からどんどん売れていきます。
人気のパン屋さんですが、普通のパン屋さんではないんです。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「もうちょっとサツマイモらしいサツマイモの酵母で作っているのですが、全部もうちょっとサツマイモを感じられるパンを作っていけたらというのはあります。焼きいもが入ったパンとか」
この店ではおよそ50種類のパンを販売していますが、全てサツマイモから作ったサツマイモ酵母を使っているんです。
しかし、普通じゃないのは酵母ではありません。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「この建物も全部サツマイモのコンセプトで作ってます。1階はサツマイモの土の中2階はサツマイモの上の部分を表現して作っています」
そんな建物の現在、改装中の2階を案内して頂きました。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「その階段がピンクに見えるじゃないですか」
Q:ピンクに見えます。
「あれは僕にしたらムラサキなんです」
Q:イモの?
「イモの茎がムラサキなので地上に向けて茎が伸びていっている」
みなさん、何が普通じゃないかもう、分かってきましたよね。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「イートインにしたくて下でパンを買ってサツマイモのラテを今販売しているので。サツマイモの葉っぱはハートの形をしているのでそういったテーブルを30個くらい作って。イモミュージアムです。ミュージアムを今作る予定なので」
普通じゃないのは、井上峰志CEOの「溢れ過ぎるサツマイモ愛」なんです。
現在、井上さんは江田島市内、12か所でサツマイモを栽培しています。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「車屋をやっているのですが、エネルギーを作りたくて今電気自動車に代わってきたりしている部分もあり、その電気を作りたいという所からイモ作りが始まりました。メタン発酵させてガスを取り出してガスから電気を作る」
エネルギーのためのイモ作りがこの後、どんどん暴走していくんです。
(てくてくさつまいも本舗・堀部直暉さん)
Q:これは炭ですか?
「炭でじっくり焼いています。サツマイモの2重焼きになります。ちょっと焼き芋チックな感じのスイートポテトになっています。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「最初はエネルギーです。今もエネルギーです」
【スタジオ】
井上さんですが、もともと江田島市で車関係の会社を経営されていて大学と連携して「ガスを原料に発電する」という研究からサツマイモ作りが始まったんです。
きっかけは何であれ打ち込めるものが見つかり、サツマイモが好きな人は多いので、人々が喜んで笑顔が広がる。
井上さんの「サツマイモ愛」がどんなビジネスになっていくのでしょうか?
(VTR)
電気を作るガスの原料として2012年から農業をはじめ、耕作放棄地の開拓もスタートして、現在の収穫は100トン以上。11種類以上のサツマイモを無農薬の有機農法で栽培しています。
その後、「てくてくサツマイモ工場」を立ち上げ、イモ餡やペースト、スイーツを開発。
2018年には「てくてくサツマイモ本舗」を開業して、焼き芋や二重焼き、スイートポテトなどの販売を始めます。
(てくてくさつまいも本舗・堀部直暉さん)
「皮がふわっとしていてふわっとした所にクリーミーなサツマイモの餡がわっと広がるような二重焼きになっています」
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「僕の場合自分がやってみないと納得しない。納得できないタイプの人間なので」
ついには、究極の焼き芋を作るため陶芸家に弟子入りして壺まで作ってしまいました。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「形になるまではだいたい1週間から10日。だいたい3カ月くらい乾燥させて焼くのにまる1日冷ますのに2日、これをやらないと美味しいイモが納得いく焼き芋ができない」
Q:全ては美味しいイモのために?
「全てはイモのために」
そんな、井上さんに気になっていたことを聞いてみました。
何故、「てくてく」なんですか?
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「エネルギーを最終的にゴールにしているので、エネルギーはすぐにエネルギーのプラントを作ってエネルギーを販売しますというのはすごく難しい。そこに向かって一歩ずつ”てくてく”と歩み続けていく。その中で店舗も”てくてく本舗”工場も”てくてくのさつまいも工場”なのです。ここは”てくてくのさつまいも農園”」
井上さんを取材するうちにサツマイモと同じくらい愛しているものが見えてきました。
「地元、江田島」への愛です。
(てくてくさつまいも本舗・井上峰志CEO)
「耕作放棄地を使って作物を作って加工してそれをみんなが地元の人に食べてもらって、廃棄物いわゆるカットしたものや皮や腐ったものはエネルギーに変えていく。江田島からモデルをまず作って全国や海外に発信していきたい」
from "美味しい" - Google ニュース https://ift.tt/uHTK3qk
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「全ては美味しいイモのため」 溢れるサツマイモ愛と江田島愛 熱い ... - FNNプライムオンライン"
Post a Comment