
「葉が付いて短く切られている大根であれば、葉の切り口を見てください。葉の芯の部分が白っぽくなっているものは、身も水分が少なくて固いことが多いので避け、芯まで緑のものを選びます。次に、身の部分を触ります。水分が多いものは肌がしっとりとしていて、表面もデコボコがなくすべすべしています。
また大根には、えくぼのようなひげ根があります。このひげ根にも注目してください。あまりひげ根が目立たず、なるべく間隔が広く縦一列に並んでいるものを選ぶようにしましょう。ひげ根の間隔は大根がすんなり育つと広くなり、こういう大根はみずみずしいのです。一列に整然と並んでいるものは、スマートな大根と同じくやわらかい土で成長したもので、キメが細かいものが多いのです。
カットされた大根なら、切り口を見て判断することができます。白く放射線状に筋がはいっているものはスカスカしておいしくないので避け、真っ白で繊維が目立たないものを選びましょう。これらのポイントに気を付ければ、おいしい大根を選ぶことができます」(吉田さん)
味がしみてトロトロになった大根が嫌いな日本人は少ないはずです。スーパーで買う時は美味しい大根をしっかり見分けて、冬のごちそうを味わいましょう。
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