コロナ禍変わる音楽指導スイスの講師とオンライン中継：中日新聞Web - 中日新聞

スイスから中継する孝橋さん（右画面上）の指導を受ける生徒＝関市西本郷通で

　関市西本郷通の貸しスタジオ「音楽創庫」が、遠方にいる講師とオンラインでつないで指導を受けられる管楽器のレッスンを始めた。新型コロナウイルス感染拡大で対面での音楽指導が難しくなる中、技術でこの局面を乗り越えようとしている。（秋田耕平）

　音楽創庫では、これまで対面での教室を開いていたが、県からの要請で四月から休止していた。指導を受けたいという生徒からの要望を受け、波多野誠二代表（５１）がスイス・ベルン大大学院修了の指揮者・ユーフォニアム奏者、孝橋人誌（たかはしひとし）さん（２５）＝岐阜市出身、スイス在住＝にオンラインでの指導を提案。七月から始めた。

　中継には美濃市松森のＩＴ企業「ＭＫＴ−ＳＹＳＴＥＭ」が開発したウェブ会議システム「Ｓｉｍｐｌｅ　Ｍｅｅｔ（シンプルミート）」を活用。スタジオ内にマイク付きのカメラとスピーカー、プロジェクターを設置し、講師と結ぶ。

　指導が始まると、壁に投影された映像に孝橋さんがスイスから中継で登場。生徒の様子と実際の音色を見聞きしながら、演奏法や呼吸法などを身ぶりを交えて指導した。

　孝橋さんの演奏...

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