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絢香が今こそ語る、「歌」への想い。音楽が人に与えてくれるもの - CINRA.NET(シンラドットネット)

シンガーソングライターの絢香が、全編カバー曲だけで構成されたアルバム『遊音倶楽部~2nd grade~』を5月13日にリリースする。

本作は、約7年前に発表された『遊音倶楽部~1st grade~』の第2弾。前作同様「音楽を楽しむ」こと、尊敬するアーティストたちの楽曲から「学ぶ」ことをコンセプトに、Mr.Childrenや松任谷由実、サカナクションなど時代を超えたJ-POPの名曲たちをカバーしている。河野圭やKan Sanoといったプロデューサー / アレンジャー、石若駿ら新世代のミュージシャンたちによる、楽曲の「新たな解釈」も聴きどころのひとつだ。

本作を聴いて感じるのは、どんなジャンルの歌でも「絢香ワールド」へと引き込んでしまう圧倒的なパワーと、その曲が持つ新たな魅力を引き出す鋭く繊細なセンス。そこには楽曲一つひとつに対する絢香の深い愛情と、音楽を信じる力、そして聴き手を包み込むような「優しさ」が込められている。

『1st grade』から7年、絢香にとって音楽の「楽しさ」や歌うことの「楽しみ」、そして音楽から「学ぶ」ことはどのように変化してきたのか。また、変わらずに続いている想いとはどのようなものなのだろうか。世界中が新型コロナウイルス禍に覆われる中、改めて感じる「音楽」への想いも含め、リモートインタビューという形で話を聞いた。

自分の音楽が誰かにとって「ポジティブに働いてくれたらいいな」という想いは、アマチュアの頃と大きく違います。

―絢香さん、今日はこんな大変な状況の中でリモート取材、ありがとうございます。

絢香:こちらこそ。本当に今、大変なことになっていますけど、逆にこういう形でもインタビューって成立するのだなと感動しています。

―そうですね。リモートでも、割と近い距離でお話を伺えるものだなとも実感しています。

絢香:はい。今日はぜひよろしくお願いします。

絢香(あやか)<br>大阪府出身。1987年12月18日生まれ。2006年2月、『I believe』でデビュー。『第39回日本有線大賞』最優秀新人賞、『第48回日本レコード大賞』最優秀新人賞、『第49回日本レコード大賞』金賞を受賞。2009年12月31日の『NHK紅白歌合戦』出演をもって、歌手活動を休止。2011年10月、自主レーベル「A stAtion」を設立し活動再開することを発表。これまでに7度『NHK紅白歌合戦』に出場している。2020年5月13日、カバーアルバム第2弾『遊音倶楽部~2nd grade~』をリリース。
絢香(あやか)
大阪府出身。1987年12月18日生まれ。2006年2月、『I believe』でデビュー。『第39回日本有線大賞』最優秀新人賞、『第48回日本レコード大賞』最優秀新人賞、『第49回日本レコード大賞』金賞を受賞。2009年12月31日の『NHK紅白歌合戦』出演をもって、歌手活動を休止。2011年10月、自主レーベル「A stAtion」を設立し活動再開することを発表。これまでに7度『NHK紅白歌合戦』に出場している。2020年5月13日、カバーアルバム第2弾『遊音倶楽部~2nd grade~』をリリース。

―今作『遊音倶楽部~2nd grade~』は、2013年にリリースされた『遊音倶楽部~1st grade~』の第2弾となるカバーアルバムです。そもそも、カバーアルバムを出そうと思ったのはどんな経緯だったのでしょうか。

絢香:私は「歌うこと」がとにかく大好きなんです。人によって音楽を始めるきっかけはそれぞれで、「曲を作りたい」という想いだったり、自分の想いを曲に託して表現するのが好きだったり、いろいろあると思うんですけど、とにかく私は歌うことが楽しくて楽しくて仕方がないというところからだったんですね。今もその気持ちは全く変わってなくて。

中でもカバーは純粋に「歌」を楽しめるから、自分のツアーなどでもセットリストによく入れていたんです。それを1枚のアルバムにしようと思ったのが、7年前の『遊音倶楽部~1st grade~』。一旦オリジナルソングから離れて、シンガーとしてもソングライターとしても、自分が尊敬するアーティストの方が作った名曲から学ぼうと。

今作は、前回よりもさらにいろんなことにチャレンジできたなと思います。押さえるところは押さえたけど、攻めるところは攻めたというか。振り幅がより大きく、自由に作れた作品となりました。そこは変化と言えるかもしれないですね。

―ボーカル表現において、この7年間で変化を自覚している部分はありますか?

絢香:大きな変化としては、この7年の間に子供を2人産んでいるので、出産によって、たとえば声の質や響きが微妙に変わっていると思います。他のシンガーから話を聞いても、やっぱり出産すると変わるらしくて。いざそういう立場になってみると、人が聴いたらわずかな変化かもしれないですけど、やっぱりなにかが変わるんだなって感じています。不思議ですよね、人間の身体って面白いなって思います。

『遊音倶楽部~2nd grade~』全曲ダイジェスト映像

『遊音倶楽部~1st grade~』(2013年)に収録“LA・LA・LA LOVE SONG”のカバー

―今回カバーした楽曲の中で、最も昔から馴染みのあるものというと?

絢香:平井堅さんの“Love Love Love”(1998年)ですね。中2のときの文化祭で、初めて人前で歌ったその体育館の光景は未だに鮮明に覚えています。そのときが「ああ、私は歌をやっていきたいんだ」と確信した瞬間だったんです。中学生のときに学校で毎日一生懸命練習していた曲を、プロのミュージシャン仲間とスタジオに入ってレコーディングするのは、本当に感慨深いものがありました。

絢香“Love Love Love”を聴く(Apple Musicはこちら

―中学生の頃の自分と、今の自分を比べると、音楽に対する向き合い方はどう変化していると思いますか?

絢香:歌うことが大好きという、根っこの部分は今も当時も変わっていないです。学校で声が響きそうな場所を探して……廊下やトイレとか、家の中で、自分自身のためにずっと歌っていたのですが、今はそこから「自分の音楽を聴いてくれる人が、こんなにたくさんいるんだ」ということのありがたさへと変わっていきました。自分の音楽が少しでも誰かの日々の癒しや、前に進む原動力など、「ポジティブに働いてくれたらいいな」という想いがプラスされたところは、アマチュアの頃とは大きく違いますね。

―まさに今、そのポジティブな歌の力が必要とされているときなのかなと思います。

絢香:そうですね。世界中がこんなことになっているなんて未だに信じられないのですが、改めて音楽の力を強く感じています。

自分自身、朝起きるとすぐ音楽をかけるんですけど、それだけで日常の色が変わるというか。家から出られないストレスや、先が見えない不安をその瞬間だけでも忘れさせてくれるものだなと実感しています。だからこそ、自分の音楽も聴く人にとってそうであったらいいな、という気持ちがありますね。

絢香

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May 13, 2020 at 04:02PM
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