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音楽で力に 「アレグリア」発売 ジャズバイオリニスト牧山純子 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

初挑戦したエレクトリック・バイオリンを手にニューアルバムへの思いを語る牧山純子=東京・江戸川橋で

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 ジャズバイオリニストの牧山純子(45)が8日にニューアルバム「アレグリア」を発売する。キングレコードへの移籍第1弾の作品。ジャズとクラシックを融合した演奏で注目を集めてきた牧山が、初めてロックやクラブサウンド、サンバにも融合の輪を広げた意欲作になった。 

 新型コロナウイルスの感染拡大がエンターテインメント界にも大きな打撃を与える中、牧山もアルバムに連動したライブなどが延期になった。牧山は「これからどうなるか心配は尽きませんが、音楽には免疫アップの力もあることを信じたい。自分ができることは音楽を提供すること。このアルバムも何かの作業のBGMとして聴いていただき、少しでも音楽でみなさんのお力になれれば」と祈るように話した。

 幼少からクラシック一筋。音大卒業後はクラシックのバイオリン奏者として活躍していた。ジャズと出会ったのが20代の後半。ジャズが持つ自由な自己表現の楽しさに魅了され、本格的に学ぶため米ボストンの名門バークリー音楽大学に入学。ジャズ奏者として身を立てることを決意したという。

 2008年にメジャーデビュー。クラシックとジャズを融合した都会的でスタイリッシュなサウンドと、その美貌も加わって、ジャズ界の新風として新たなジャズファンを獲得してきた。

 ポルトガル語で「喜び」の意味の「アレグリア」は通算8枚目の作品。レコーディングは昨年11月に米ロサンゼルスで行った。「ブリザ・デ・アレグリア」など自身作曲のオリジナル曲やイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」、T・レックスの「20thセンチュリー・ボーイ」など、ロックナンバーにも挑戦。キーボード奏者の安部潤(52)らトップアーティストの協力を仰ぎ牧山流の新解釈でアレンジした。

 “ニュープロジェクト”と位置付け、初めてエレクトリック・バイオリンを弾き、エレキ・ギターのような音色も聴かせた。「どれだけ生のバイオリンの音に迫れるか、ではなく、アコースティックにはできない音を追及したかった。新しい環境での新たな挑戦の場として、気持ちがいい心地がいい音楽を目指していろいろなトライをしました」。

 留学時代、ボストン交響楽団にいた小澤征爾さん(84)から「将来は音楽のジャンルの壁はなくなると思うよ」と後押しされたのも、現在の活動の支えになっているという。

 新作を引っ提げ、4月に名古屋ブルーノートで予定していたライブは新型コロナの影響で5月27日に延期になった。「発売後の初めてのライブということで、すごく大切にしているライブです。延期は残念ですが、しっかり作り上げたステージを早くお届けできることを願っています」と話した。

<牧山純子(まきやま・じゅんこ)> 1974(昭和49)年12月2日生まれ。東京都出身。3歳からピアノ、4歳からバイオリンを始めた。武蔵野音楽大学卒業後にバイオリンのソリストとして活動。その後、米バークリー音楽大学で、ジャズバイオリンを学ぶ。08年に「ミストラル」でメジャーデビュー。クラシックとジャズの魅力を伝える作品で幅広いファンを獲得している。日本テレビ系「ミヤネ屋」でコメンテーターも。

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