「SAVETHEMAIRO」と銘打ったクラウドファンディング |
新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント自粛が広がり、全国のライブハウスが苦境に立たされる中、「MAIRO(マイロ)」(富山市桜町)は、インターネットで今後の経営資金を募るクラウドファンディングを始めた。富山の音楽業界を盛り上げてきた存在を守ろうと、支援の輪が広がっている。(山岸弓華)
MAIROは二〇〇〇年にオープン。地元のバンドマンやダンサーたちに、活躍の場を与えてきた。しかし、人が集まる催しの自粛が政府から要請された先月以降、MAIROでもライブのキャンセルや延期が相次いだ。
五月半ばまで臨時休業を決め、現状の売り上げはゼロ。店長の野沢治彦さん(39)は「ライブは人を集めるのが仕事だが、それができない」と嘆く。経営を維持していくために、「SAVE THE MAIRO」としてクラウドファンディングの実施を決めた。
本当に資金が集まるのか半信半疑だったが、二十一日現在で、五百九十人から約四百八十万円が寄せられている。野沢さんは「スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱい」と声を弾ませる。集まった資金はスタッフへの給料や家賃などに充てる。
市内では今月四日、ライブハウスを経営する男性の新型コロナウイルス感染が確認された。大阪市では先月、ライブに参加した客を中心に「クラスター(集団感染)」が発生した。野沢さんは「うちのところで(感染者が)出てしまったら、イメージが悪化し、社会的に殺されてしまうのでは」と不安を募らせる。
終息がいつになるかも分からず、先行きは不透明だ。それでも野沢さんは「生きていく上で、糧になるもの」と音楽の力を信じる。サイト「キャンプファイヤー」で、五月上旬まで継続して募る。
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April 22, 2020 at 03:11AM
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ライブハウス 広がる支援 富山の音楽文化守れ!! 休業のマイロに590人寄付 - 中日新聞
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