
「現代音楽は敷居が高いと思われがちだが、そう感じる人にも楽しんでもらえる最先端の音楽を追究したい」。福島高3年の塘英純(つつみえいじゅん)さん(18)=福島市=は20日までに、東京芸大音楽学部作曲科作曲専攻に合格し、作曲家の世界への一歩を踏み出した。
塘さんは5歳ごろからピアノを習い始めた。同時に楽譜を書くことにも興味を持ち、発表会などで自作の曲を演奏してきた。ピアノに親しむうちに絶対音感も持つようになったという。
中学1年から福島大の嶋津武仁名誉教授、高校2年から桐朋学園大の土田英介教授に師事して作曲を学び、高校2年では古い旋法「ロクリア」に着想を得た「ロクリアの木」で桐朋学園全国ジュニア音楽コンクールの作曲部門高校生の部で1位に輝いた。
しかし、塘さんは優勝にも満足しない。「ロクリアの木」は聴いた人にテーマが分かりにくいと考え、次作「ピアノのためのフラクタル」では曲のテーマが伝わりやすい作曲を心掛けた。図形の全体と一部が同じ形になっている数学のフラクタル図形のように、繰り返しの中にも強弱を織り交ぜ、聴く人を曲の世界観に引き込む、一体感のある曲に仕上げた。
「曲は演奏されてなんぼ」と塘さん。福島市出身の作曲家古関裕而については「世に出て今も演奏されている作品が多い。自分もそこを目指したい」と語る。
作曲ジャンルは、クラシックの延長にある芸術音楽の最先端。「作曲を学べる大学として一番レベルが高い環境で切磋琢磨(せっさたくま)できると東京芸大を選んだ。パソコンを使った電子音楽なども貪欲に吸収し、学びを深めたい」と飛躍を誓った。
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March 22, 2020 at 07:44AM
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「東京芸大」合格!作曲家へ福島高・塘さん 最先端の音楽追究 - 福島民友
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