『isajia coffee and tea（イサジアコーヒーアンドティー）』に行ってきました神戸市垂水区 - KissPRESS

紫陽花の川の下で美味しいカフェラテとくつろぎの時間を

掲載日:2022/9/9

神戸市垂水区星が丘にある『isajia coffee and tea（イサジアコーヒーアンドティー）』は、垂水の“カフェ好き”ならきっと知っている、お洒落なお店です。さらに、コーヒー、紅茶をはじめ、素材にこだわって作られる食べ物が美味しいことでも人気！多くの人に愛されるお店の秘密を探りに行ってきました。

お店は大通りに面した一角にあります。バス停「県商前」のすぐ近く。舞子駅、垂水駅から車で10分弱の場所です。「あえて古めかしい物件を探した」というこちらの建物、オーナーの佐和さんとリノベーション会社のメンバーで床板貼りや壁塗りを行い、ほぼ手作りで改装したそう。“くつろげる”雰囲気を作るために、使う素材、色など、随所に工夫が凝らされています。

店内には、2名がけのテーブル席が2ヵ所と3名がけのテーブル席が1ヵ所、4名がけのソファー席が1ヵ所あります。テーブル間はゆったりと配置されており、1人で訪れても周りを気にすることなくゆっくりと過ごせます。木目調の温かい雰囲気の店内は、まさにくつろぎの空間。ところどころに飾られたスワッグや雑貨も素敵です。

ところで、店名の『isajia coffee and tea（イサジアコーヒーアンドティー）』と店内の装飾には深い関わりがあるのですがお分かりでしょうか？

天井には流れる川のように紫陽花のドライフラワーが・・・そう、『イサジア』を反対から読むと、アジサイ。お店のトレードマークにもなっている紫陽花も、開店当初から飾られているものだそうです。
紫陽花の見えるテーブルは特等席！
同店を訪れる人の目的は、この素敵空間でゆっくり過ごすことに加えて佐和さんの作るお料理、スイーツ、ドリンクを味わうこと。
「米粉カスクートサンド（卵＆ソーセージドッグ）」550円、スープ・プチデザート＋400円（すべて税込み）
今回は「米粉カスクートサンド（卵＆ソーセージドッグ）／スープ・プチデザート付き」をいただきました。

米粉のパンは神戸市中央区にある人気店『米粉パン Le･Riz（ルリ）』で同店専用に作られたものだそう。このパンが驚くほどにもっちもちなんです！ふんわり柔らかくて軽いのにもちもち、初めての食感に感動〜。

ほのかに甘みのあるパンが、挟んである具材ともよく合います。パリッと焼かれたジューシーなウインナーに濃厚な卵サラダ。シンプルながらもそれぞれの食材の味と食感が活かされ、ここでしか食べられないサンドに仕上がっています。
「鶏ハム＆ポテトジェノベーゼ」はバジルの香りが爽やかで食べ応え抜群
「米粉カスクートサンド」は複数種類あり、日によって選べるものが変わります。

セットに付いているスープも優しい味がして美味しいんです。この日はバターナッツかぼちゃを使った「かぼちゃのスープ」。ホッとするまろやかな味です。かぼちゃの味だけではない気がして尋ねてみたところ、昆布出汁が使われているのだとか。
「ぶどうのフラッペ」単品 400円（税込み）※フードメニューとセットで100円引き
プチデザートは「ぶどうのフラッペ」。美しい紫色に胸が高鳴ります。藤稔という種類のぶどうを使ったグラニテ。中からはぶどうの実のコンポートが、ゴロゴロとたくさん出てきます。冷んやり爽やかな甘さが染み渡る〜。上に乗せられたアイスクリームとバルサミコソースともマッチして、プチデザートとは思えないほどのクオリティです。おトクなので、ぜひセットで注文していただきたいです！
「米粉カスクートサンド（鶏ハム＆ポテトジェノベーゼ）」550円、「カフェラテ」490円（すべて税込み）
『isajia coffee and tea（イサジアコーヒーアンドティー）』を訪れたらぜひ飲んでいただきたいのがカフェラテです。

佐和さんがカフェをオープンするきっかけとなったのも、このカフェラテなのだそうです。もともとコーヒーが得意ではなかったという佐和さん。ある時とても美味しいカフェラテと出会い、心を動かされたのだとか。興味のあったラテアートなどと併せて「コーヒーが苦手な人でも飲める美味しいカフェラテを淹れたい」という思いから研究を続け、今のカフェラテが生まれたのだそう。

オリジナルブレンドのコーヒー豆で淹れたエスプレッソはフルーティーで、ミルクフォームと合わさるとほんのり甘くてまろやかです。実は、私もあまりコーヒーが得意ではありませんが、こちらのカフェラテはお砂糖なしでも美味しくいただけるので毎回注文しています。

一度口にするとファンになるメニューの数々。その秘訣尋ねてみたところ「食材はなるべく顔の見える方から購入し、なるべくシンプルに調理しています」とのこと。納得した食材を使い、調味料はほとんど使わずほぼ塩のみで仕上げるというシンプルさ。どこかホッとする味の秘密、少し知ることができた気がします。