食べ歩きや音楽祭で商店街盛り上げ大曽根でフェア - 中日新聞

買い物客らでにぎわう大曽根マルシェ＝名古屋市北区大曽根で

　新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した商店街の活性化を支援する国の「Ｇｏ　Ｔｏ　商店街」の事業として、名古屋市北区の大曽根本通・大曽根商店街で十五日、「コロナに負けるな！大曽根元気フェア」が始まった。

　大曽根本通・大曽根商店街は駅西口に広がり、飲食店など約八十店舗で構成される。商店街が毎年主催する七夕まつりやジャズイベントなどが今年はコロナ禍の影響で軒並み中止になるなど店の集客に影響が出ており、再びにぎわいづくりをしようと企画した。

　この日はキッチンカーなど約四十店が集まり、商店街で食べ歩きを楽しめるように。ステージでは音楽祭を開き、プロ、アマチュア問わずに美声を響かせた。不思議な写真が撮れる目の錯覚を利用した絵も道端に設置し、親子連れを楽しませた。

　今後は十二月十三日、二十日、来年一月十日にも大規模なイベントを開き、路上での将棋大会やアウトドア商品展示会、ジャズ演奏会などを予定している。

　両商店街連合会の林千盛会長は「コロナ禍の収束が見通せずつらいこともあるが、商店街の使命として街を笑顔にしたい」と話していた。　（武藤周吉）

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