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音楽と芝居の両立私らしさ 松下奈緒の転機はあのドラマ - 朝日新聞デジタル

 俳優の松下奈緒は、音楽家の顔も持つ。小学生のときに夢中になった人気ドラマが、二つの夢を追うきっかけをくれた。

二つの夢が重なった

 3歳からピアノを始めた。芸能界を目指した転機は、小学生の頃にみたドラマ「ロングバケーション」。ピアニストの夢を追う男性を木村拓哉が演じていた。「音楽とドラマを演じることが重なってみえた。二つの夢が一緒になりました」

 東京音楽大学の学生だった2004年、ドラマ「仔犬のワルツ」で俳優デビューした。音大生の役で、ピアノを弾くシーンも吹き替えなしで演じた。

 06年にはインストゥルメンタルのアルバムを発売。ピアニスト、そして作曲家としても歩み始めた。これまでに出したオリジナルアルバムは通算7枚にのぼる。10年に放送されたNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒロイン役でブレークし、映画にドラマにと精力的に活躍してきた。「お芝居と音楽、両方をやることで自分らしくいられる」と語る。

■バンドメンバーに触発…

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