Search

福井発の音楽を国内外に 女性フルート奏者がANAと空港ライブ企画 - 毎日新聞 - 毎日新聞

フルート奏者の山本晴香さん=福井県鯖江市で2020年1月14日午後2時半、大森治幸撮影

 地方発の音楽を国内外に届けたい――。そんな志を胸に、日本の玄関口である空港で音楽ライブを計画している女性がいる。福井県鯖江市出身のフルート奏者で、音楽家の派遣会社も作った山本晴香さんだ。所属するのは県出身・県内在住の音楽家で、クラシックからアニメソングまで幅広い音色を届けている。空港ライブは2020年夏の予定で、全日空が企画するクラウドファンディングで1月末まで資金集めに挑戦中だ。【大森治幸】

 山本さんが吹奏楽に興味を持ったのは幼少の頃、実家そばの小学校から聞こえてくる音色がきっかけだった。体育館をのぞくと、演奏していたのは吹奏楽部の小学生たち。キラキラ輝く金管楽器にも目を奪われた。

 「なんてきれいなんだろう」。一気に興味を持ち、小2で入部した。本来は小3からしか入れなかったが、山本さんの熱意に指導者が根負けしたのだ。楽器をフルートと決め、中学、高校とひたむきに腕を磨いた。

 国立音楽大(東京)に進んだ直後、人気バンド・氣志團が主催するロックフェスの一企画に友人たちと出場。人前で演奏する楽しみを覚え、音楽事務所に入って演奏活動もするようになった。

 一方、月1回ほどは帰省し、地元の子供たちにフルートを指導するようにもなった。20代半ばになると教え子が増えてきたことからUターンし、活動場所を福井に移した。

 しかし、福井では演奏の仕事は少ない。「子供たちのためにも、福井で音楽活動ができる環境を作らなければ」。その使命感から、5年ほど前に音楽グループを作って出張コンサートを始め、17年には演奏家を派遣する会社「コンチェルト」を設立するに至った。

和洋折衷の音楽ユニット「玉響」=コンチェルト提供

 現在、イベントやパーティーなどに演奏家を送り、さまざまな音色を届けている。プロデュースしているグループの一つ「玉響(たまゆら)」は自身もメンバーの音楽ユニットだ。

 19年11月からは全日空と連携し、自身がアイデアを出した空港ライブ企画の資金集めを始めた。空港に目を付けたのは「東京五輪に伴い、外国人観光客をはじめ多くの人が利用する。たくさんの人に演奏を聴いてもらうならば空港が一番」と考えたからだ。

 石川県の小松空港をはじめ全国の空港に出向き、福井の名所を映した映像やダンスパフォーマンスを交えながら演奏を披露し、福井や音楽の魅力を味わってもらう予定だ。

 全日空側も賛同し、同社の特設サイト「WonderFLY」に企画を載せて出資者を募っている。目標額は100万円。支援は3000円からでき、額に応じて新曲や地酒セットをお礼の品として届ける。

 山本さんは「東京、京都に隠れた福井の良さを外国人観光客らに感じてもらえるライブにしたい。私たちの取り組みは、地方でもワクワクする活動ができるとのメッセージでもある」と話している。

Let's block ads! (Why?)



"音楽" - Google ニュース
January 17, 2020 at 04:11PM
https://ift.tt/30t2pbe

福井発の音楽を国内外に 女性フルート奏者がANAと空港ライブ企画 - 毎日新聞 - 毎日新聞
"音楽" - Google ニュース
https://ift.tt/2O8FiNz
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "福井発の音楽を国内外に 女性フルート奏者がANAと空港ライブ企画 - 毎日新聞 - 毎日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.